こどもに教えられる
「ディフェンス4つの秘密」を公開。
- カンタン
- わかりやすい
- これだけで上手になるポイント
- サッカーを知らない保護者でも説明可能
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
トレセン:15年間
(ブロックU10/U11/U12監督経験あり)
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に
5,000人以上のこども達から
教わったことが僕の財産。
▼なやみ
小学4年生の息子がチームで
全然ディフェンスができません。
「カンタンに抜かれる」
「守れない」
「奪えない」
本人としても、
ディフェンスが上手くなりたいようですが、
親としても、
どう伝えたら良いのかわかりません。
【サッカー】ディフェンスの4つの秘密
この4つの秘密を理解し実践できたら、
すぐにディフェンス能力はアップする。
- 「ゴールを背中で守りながらボールを奪う」
- 「ゴールを守るんじゃない、ボールを奪うんだ」
- ゼッタイ入れ替わるな
- ゼッタイ最後まで転ぶな
実際に。
僕自身も低学年のこども達に
わかりやすい言葉で伝えながらの
指導を努力しているが、
この4つの秘密で
あっという間に上達していくのがわかる。
詳しく説明していく。
1.「ゴールを背中で守りながらボールを奪う」
ディフェンスの目的は
大きく2つに分けられる。
「ゴールを守ること」
「ボールを奪うこと」だ。
これが1つに偏ってはダメ。
守ることと奪うことは
常に隣り合わせになくてはならない。
だってボールを奪わなければ、
攻撃できないもんね、
奪う事をしなければ
スコアは一生0-0のままだよね。
●よく起きる例
①ゴールを守ることをだけを考えてゴールを守りに下がる。
②奪うことばかり考えて、やみくもに奪いに行く。
これはどっちもダメ。
先ほども言った通り、
これ、どっちもやらなければいけない。
言葉で言うと・・・
「ゴールを守りながら、ボールを奪いに行く」
●「ゴールを守りながら、ボールを奪いにいく」とは?
ボールを奪いに行っているが、
ゴールを守ってはいない。
ディフェンスは常に、
「自分の背中にゴールを感じながら
プレーをすること」が大切。
こんなふうにね👇
これさえ意識できれば、
ディフェンス時の
良いポジションがとれていることとなる。
ほら、
ディフェンスのポジションについての理解って
こんなにカンタン!
2.「ゴールを守るんじゃない、ボールを奪うんだ」
先ほど言ったことと
若干矛盾しているような言い回しだけど、、、
やっぱりディフェンスは「守る意識」よりも、
「奪う意識」が大事である。
どちらも大切な意識だが、
「スキあらば奪う!」
この精神がとても重要となる。
●元日本代表岡田監督のことば
「自分の責任でリスクを冒すのが究極のエンジョイ」
選手によく話すんですけど、究極のエンジョイってのは、自分の責任でリスクを冒すことだと。要するに、監督が「ここだ」と行ってる。でも「オレはここだ」。これで成功した時にこんなに楽しいことはないんですよ。
だからギャンブルでね、自分のなけなしの金で賭けてるから、無くなったら大変だ!勝ったらこれで何を買おうかという喜びがあるわけですよね。スポーツはお金賭けないでできるギャンブル。そこが本当の楽しみなはず。最高に面白いところだぞ、ここはと。
この文書をサッカーの図で例えると・・・
「チャレンジ&カバー」といって
仲間が抜かれた時のために、
自分はカバーできるポジションに立つ
というセオリーに対し、
- 仲間のプレスの具合
- 相手の目線やボールの持ち方
- 相手受ける選手の位置
これらを分析し、
「パスカット」で奪う。
という局面は最高に楽しい!ということ。
要するに、
ゴールを守ることに比重を置くのではなく
積極的にボールを奪う
「パスカット」しようとする選手は
ディフェンスが上手い選手と言える。
ゆえに、
ゴールを守るんじゃない、
ボールを奪うんだ!
3.ゼッタイ入れ替わるな
これは大学時代の監督に口酸っぱく言われた言葉。
ようするに、
「完全に抜かれるな!」ということ。
特に、
相手が良い状態でボールを持っている時や、
自分が不利な状態で1対1になった局面では、
むやみに足を出さず、
じっくりボールを奪えるチャンスを伺うことがベスト。
相手が良い状態でボールを持っている時に、
カンタンに足をだし
「入れ替わる」選手が小学生年代では多く感じる。
ここの、
「今なら奪える!」
「今はガマン」の選択を間違わずにいきたい。
●入れ替わらないための要素
- 「奪える」「ガマン」の見極め
- 間合い(カンタンに抜かれない距離)
- 「すり足」両足が地面についている状態
- 重心は後ろ(ついていけるように)
特に「すり足」はディフェンスにとって不可欠だ。
ステップが大きすぎて浮足立ってしまうと、
かわされた瞬間についていけなくなる。
常に両足は地面についた状態で、
左右前後どこにでも行けるよう構えよう!
4.ゼッタイ最後まで転ぶな
ディフェンスはカンタンに転んではいけない
●なぜ転んじゃダメ?
「転んでいる状態は何もできないから」
当たり前だけど(笑)
でも本当に転んではいけない、
転ぶ=スライディング
も、実はやみくもにやってはいけないのだ。
あくまでもスライディングはプレーの最終手段
最後の最後で
体を投げ出しとめる。
もし!
容易にスライディングをして
奪えなかったら・・・
1人プレーできない状態となる。
このような状況を作らないためにも、
「スライディング」や
「体を投げ出すプレー」は
最終手段と肝に銘じておこう。
カンテのディフェンス(動画)
- 積極的に奪う(パスカット)
- 転ばない(小さいのに・・・)
- 予測の速さ(どこにパスがでてくるか)
こんなところを参考にしてもらいたい。
まとめ
ディフェンスの4つの秘密は、
1.「ゴールを背中で守りながらボールを奪う」
~ポジションとはこういうこと。
2.「ゴールを守るんじゃない、ボールを奪うんだ」
~積極的な守備ができる選手がチームに貢献できる。
3.「ゼッタイ入れ替わるな」
~「奪える!」「ガマン!」の使い分け。
4.「ゼッタイ転ぶな」
~転ぶとピッチから1人減る。
この4つを理解し実践できたら、
ディフェンスがうまい!
といっても過言ではない。
●「ゴール決めた人!」だけ?
僕もディフェンス出身ということもあり、
微力ながら、
「ゴールを決めた人」
だけが称賛されるのはどうも納得いかない。
「今日3点取る!」
良い目標だが、
「今日3回ピンチを救う!」とかでも良いと思う。
僕は必ず、
「今日ゴール決めた人!」
じゃあこれはどうかなあ
「今日ピンチを救った人!」
も聞くようにしている。
サッカーはオフェンスが華かもしれないが、
ディフェンスだって素晴らしいプレーが沢山ある。
小学生年代から
沢山の頭の良いディフェンダーが
育つことを祈る。