●いつもベンチ・・・補欠の悩み
うちの子いつも補欠で、ベンチ。
応援に行く意味あるのかなあ・・・
いつも練習試合しかでてない・・・
最後まで読んでいただけると、
納得し、少し保護者の気持ちも晴れるかもしれない。
そして、自分のチームにの現状を見直し
チームからの移籍も考えるかもしれない。
●話のながれ
※前提は「小学校年代」とうこと
- 結論
- 試合に出れない⇒試合に出さない・試合に出せない
- 本番でしかレベルアップしない
- 移籍を考えたほうが?
- コーチへの提案
- 最後に
1.結論
- 試合に出ないとレベルアップできない
- 「補欠ゼロ」を目指したチーム作りをしよう(コーチへ)
この、試合に出られない問題。
少年団・街クラブ・jクラブから少しづつ変えていく必要がある。
2003年から始まった、「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」チビリンピック
小学生日本一を決める大会の1つだが、おもしろルールがある。
3ピリオド制ということ。
同一選手の出場は最大で2ピリオドまでとし、3ピリオド全てに出場することはできない。 延長戦については前後半で同一選手の出場を可とする。 また、自由な交代を適用する。 選手を総替えするというルールで、多くの選手が試合に出場するチャンスがあります。
※ジュニアサッカーNEWS様より引用
なんと16人も試合に出場できる!
これぞ、育成年代に合わせた試合形式で、
補欠ゼロを目指した形。
本番の試合に出場することで、レベルアップする。
これ間違いない。
そして、コーチたちは「補欠ゼロ」を目指したチーム作りをしていかなければならないということ、
海外では基本全員に出場機会が与えられる、
一試合に誰も出場できないのはほぼなし。
ここに世界との差を埋めるポイントが隠されていると思う。
2.試合に出れない⇒試合に出さない・出れない
ここはコーチ達へのアプローチになるが、
試合に出れない子にももちろん原因はある、
- 技術的に足りていない
- 勝ち負けにこだわるプレーができない
- トレーニング休みがち
- 人間の道をはずれた行為をしたから(罰)
- 忘れ物をしたから
出れない原因はこれらに当てはまるかもしれないが、
「試合に出れない」という言葉には、
本人の問題とコーチの考えの2つの側面があるといえる。
本人の問題には神髄に成長させていかなくてはいけないが、
だいたい、
ベンチメンバーをほとんど使わないコーチの考えは、
- この試合どうしても勝ちたい!
- 拮抗したゲームだからコイツは出せない!
ということが出せない原因だろう。
勝たなくてはいい!とは言わないが、
育成年代のサッカーだということを忘れないでほしい、
「小学校年代の子はいつ伸びるかほんとわかんないよ?!」
ベンチメンバーに均等に試合に出場させてあげる中で、
種をまきながら忍耐強く育てたとき、
思わぬパワーを発揮してくれるかもしれない。
ガチガチにはめ込んで、ベンチメンバーを出さないよりも、
育成的観点から出場させてあげること。
そういう子が実はプロになるかもしれない。
・ヨーロッパはジュニアチームをあまり持たない理由
小学校年代なんてまだこの子がこの先
サッカー続けていくのか?
プロになるのか?
わからないでしょ?
小学校年代がピークっていう可能性もあるよね?
本当に金の卵なのかはわからない。
そこを見極めるのはまだ先の話、
ヨーロッパのトップクラブにジュニアチームがないのはそういう理由、
中学校年代でうまいやつを、
この年代で下部組織に引き抜く。
ジュニア年代はまだわからないから、
街クラブや少年団で育ててもらい、
中学校年代で才能があるやつを引き抜く。
クラブ的にもジュニア年代の運営費を費やさなくて済むシステム。
街で育ててもらい、うまいヤツは後で引っこ抜く。。。
非常にeco。笑
3.本番でしかレベルアップできない
練習試合じゃダメ。
あの緊張感ある本番の雰囲気でプレーさせないと。
よくある光景↓
練習試合でもAチームは監督がみる。
最後の数本はBチームが試合に出るが、
監督は保護者と談笑し、みてない。
Bチームはコーチが観る。。。
これサイアク。
Aチームの試合時間と同じ分Bチームもプレーさせないと。
監督がしっかり見てあげないと。
「本当に強いチームはBチームが強い。」
この言葉の意味は深い。
本番でしかレベルアップできない。
●移籍を考えたほうが?
自分のチームのコーチの考えかたを見直そう。
ベストメンバーだけじゃないと勝てないようなサッカーなのか?
Bチームをおろそかに指導をしていないか?
いつもAチームにしか帯同していないか?
もし、根本の「育てる」考えが薄いコーチであれば、
移籍を考えてもよいかもしれない。
良いチームもある。
- ときどきAチームとBチームを混ぜて経験させるチーム
- 出場機会が必ずあるチーム(補欠ゼロ)
- 監督が低学年やBチームを指導する光景
あなたのチームの考えもしかして時代遅れなのかも?・・・
「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」リベルタサッカースクール
●コーチへの提案
補欠ゼロを目指そう!
といっても、勝たなければいえない試合は当然ある。
結果を残したい、ここは勝負したい!
うまく全員を出場させるコツはコレ↓
- 前半にBチームを出し、後半にAチームを出す
- 前半にBチームを混ぜて軸(キーパーやセンターバック)にAを数枚入れる
- 前半からBチームを数枚出場させながら、タイミングでBチームどうし交代させていく
このような手法をとれば、全員出場ができる。
・Aチームの子のレベルアップにも
僕の経験の中で、Aチームの子が後半や途中から出場させることで思わぬ効果も。
- 普段リーダーシップ取らない子がリーダーシップを取り始めた
- 前半に負けている状態のスタートであればゴールへの執着心が強くなった
1点差で負けているなら2点取るメンタルが芽生え始めてきた。
これはとても良いこと。
この手法をとってみると、
「この子Aチームでも遜色なくプレーできるじゃん!」
「こっちのほうがいいかも・・・」
「なんかくらいつくメンタルあるなあ」
出場のしかたを変えれば思わぬ発見が起きる。
●最後に
今回の記事をカンタンにまとめると。
- 試合に出れない子は「自分の能力を向上させる必要」と「コーチの補欠ゼロ」精神の意識が大事
- 本番にしかレベルアップできない、コーチはチームの見直しを「本当に強いチームはBチームが強い」
- コーチの方針があまりにも怠慢なものであれば移籍を考えよう、出場経験豊富なチームは沢山ある
- 補欠ゼロで出場する手法は沢山ある、そして思わぬ効果もある
「誰が出てもうちのチームの子は最高のパフォーマンスでプレーするよ!」
ココを目指していきたい。
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