ようは伝え方。
「ボールに行け!」
「奪え!」
「プレス!」
実はこどもには伝わってない。
伝え方1つでガラりと変わる。
魔法の言葉。
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
トレセン:5年間
(ブロックU10/U11/U12監督経験あり)
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に
5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
【サッカー】ボールを奪いに行く魔法の言葉
「ジャマしろ!」
これが今回の答え。
深堀していこう。
●みんなが使う言葉
ようは伝えかた。
コーチも保護者も
「取りに行け!」
「奪え!」
「プレスかけろ!」
とか、
このような
みんなが使ってる言葉って
実は、伝わってないのが現状。
✅こういう題目惹かれるよね~👇
●なぜ?
- 取りに行け!
- 奪え!
- プレスかけろ!
このような言葉から
ボールを奪うまでの
道筋のイメージがないからこどもは行動に移せないのだ。
特にキッズ年代では
「ぽかーん。。。」
サッカー用語を崩して伝える必要がある。
こどもの離乳食と同じで、
普通のゴハンはのどに詰まるのよ。
少しぐちゃぐちゃにすりつぶしたり、
水分を多く含んでないと
消化できない。
このようなことがサッカーの中でも起こっている。
●ジャマしろ!の良さ
なんてったって
こどもがイメージしやすい。
ボールを持っている相手が
どんどん自分たちのゴールに迫ってくる中、
誰かが前に立ちはだかって、
その進路を妨害するということ。
これが「ボールを奪う」ということの原型でもある。
押し寄せてくる相手を跳ね返すようなイメージ。
✅実践の記録が全て詰まっています👇
●「ジャマしろ!」の分解
「ジャマしろ!」
とこどもに伝えると
このような思考回路に変わる
- 相手の近くにいって妨害しないと
- 相手に対し足を出して妨害しないと
- 接触覚悟で進行を妨害しないと
- あわよくばボールを奪って攻めよう
「ジャマしろ!」
この一言で、
こどもがどんなアクションを
しなければならないのかが明確になる。
だって「ジャマ」という行為や行動はは、
幼少期から刷り込まれている行動だから。
相手に100%でプレーさせない
「ジャマしろ!」というのは、
相手に100%でプレーさせないという意味でもある。
相手に100%のシュートを打たせるのか?
少しでも相手のジャマをして
65%のシュートを打たせるのか?
これは大きな違いだし、
今後のサッカーにおいても重要なポイントとなる。
●僕が聞いた某J1監督のコーチング
「おい!オマエは相手に足音すらも聞かせられないのかよ!」
これは、元日本代表選手に聞いた話だが、
練習の最中、
カンタンに抜かれてしまった、
ディフェンダーが
抜かれた後に
ボールを追わずに歩いたシーンで言った言葉。
✅ディフェンスは良いイメージから👇
●「足音を聞かせる」とは?
抜いた相手選手に対して、
ジャマがない100%の力でドリブルさせるのか?
それとも
間に合わないことはわかってても、
後ろから鬼の表情で猛追することで、
少しの緊張を与え、
ミスを誘発させるのか。
このような意味が詰まっていると僕は思う。
これも「ジャマしろ!」の
発展形バージョンだと僕は思う。
言葉選びでガラりとかわるこどもたち
伝え方って本当に難しいが、
アドバイスする者の、
言葉のチョイスやセンスって
めちゃくちゃ大事。
言葉を選んで伝え方1つで、
こどもは変わる。
大事なことは、
瞬時にイメージしやすく、
なおかつ
瞬時に行動に移せられる言葉なのかどうかだ。