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教育系

教育系「本:星野君の二塁打」は今の世の中では通用しない話(6パターンあった)

投稿日:2020年5月10日 更新日:

●今の世の中じゃ通用しない話。 理由は2つだけ。

野球の話(サッカーブログだったけど)

面白いからこの文章読んでね。

※簡略化し重要な文のみ抜粋

(正式な文から若干異なります)

 ピッチャーの星野君は同点で迎えた最終回、監督から、先頭打者を「バントで二塁に送れ」と命じられた。納得はできなかったが、監督の命令にそむくことはできない。バントのつもりでバッターボックスに入ったが、姿勢を少し変え、二塁打を打った。この一撃が勝利を決定的にし、チームは選手権大会への出場を決めた。
 翌日、監督が選手たちを呼んで話した。
 「僕が監督になったとき、相談してチームの規則を決めた。いったん決めた以上は、厳重に守ってもらう、チームの作戦として決めたことは、服従してもらわなくてはならないという話もした。だが昨日、僕は面白くない経験をした。「僕は、昨日の星野君の二塁打が気に入らないのだ。チームの統制を乱したことになる」
 チームメートが助け舟を出したが駄目だった。「いくら結果が良かったからといって、ルールを破ったという事実に変わりはない。チームの統制を乱した者をそのままにしておくわけにはいかない。僕は今度の大会で星野君の出場を禁止したいと思う」
 星野君はじっと涙をこらえていた。

●理由1 誰のためのスポーツ?

 この本が出版されたのが1947年ということで上下関係・師弟関係や規律を重んじる時代背景があると思いけど・・・

野球をやっているのは「こども」

こどものための野球であって監督のための野球ではないということが大前提

僕がプレーして一番のたのしさは

「自分の思い通りにプレーがうまくいった!」コレ。

自分で判断し、決断して成功することが楽しくてサッカーにドはまり。

岡田監督も似たようなことをいってる。↓

 面白いですね。サッカーでも 2 人で守る局面では、「1 人は必ずボールを取りに行って、もう1 人はカバーリングするために後ろにいろ」と指示するのがセオリーなんですけど、2 人でボールを取りにいけば奪えるチャンスだったのに、「監督の指示だから」と、失敗を恐れてチャレンジしない選手がいるんです。

 でも、そこで自分自身で判断してリスクを冒したチャレンジができないと本物のプロじゃない、とぼくは思っていて。そういうチャレンジが日本の社会は少ないんですよね。自分で判断して、もしボールをカットできたら、それは最高の喜びだぞって伝えたくて、このチャレンジのことを「エンジョイ」って呼んでいます。

まさしくそのとおり!リスクこそ最高の楽しみ。

サッカーは一瞬の判断の連続、指示聞いてたら置いて行かれる。

野球は途切れる瞬間が多いからその分作戦を練り直す瞬間が多いのかな?

でも野球で途切れた瞬間にやる

監督を「チラっ」

してたらサッカーの監督としてはあまりそれよくない。自分のサッカーだから。

●理由2 今の教育にミスマッチ

今の子って自分で決めれない(保護者が決めるから)

今の子って質問したら「わからない」っていう。(考えないから)

「ねえ監督のいうとおりにやったよ!結果は出なかったけど従ったよ!偉い?!」ってもし打ってなかったら星野君そう思ってたと思う。

多分こういう小さな問題からきてるのかもしれない。

「言われたとおりにやりました。そこに理由はありません。」的な

そんな子たちが大人になったら、自分の考えで動かないばかりの子が多くなったら。

採用とかもはやだれでも良い。

顔は違うけどみんなAタイプ。

量産型。

でも、規律を重んじるのも大切なのはわかってる。

個性があって人間に魅力を感じてその人に惹かれていく。

だから組織って面白い。

サッカーっておもしろい。

会社って面白い(つらいけど)

スカパー!

●結果 監督の引き出しにつきる。

  • パターン① 監督:ヒット打て! 星野君:ヒット打った!⇒「素晴らしいヒットだったね!」
  • パターン② 監督:ヒット打て! 星野君:ヒット打てなかった・・・⇒「残念だったね!でもあそこで打てる奴がヒーローだよね」
  • パターン③ 監督:バントしろ! 星野君:バント成功!⇒「素晴らしいバントだったね!」
  • パターン④ 監督:バントしろ! 星野君:バントできなかった・・・⇒「残念だったね!でもあそこで成功するやつがヒーローだよね」
  • パターン⑤ 監督:バントしろ! 星野君:ヒット打ちに行って打った!⇒「監督の指示はバントだったけど、上手にヒット打ったね!でもなんでそこでサインを無視して打ちに行ったの?結果は素晴らしいものだったけど」と全員に向かって伝える。星野君の意見やみんなの意見も聞いてみる。そして、そのあとは何もいわない。あとはみんなに考えさせる。それだけ。
  • パターン⑥ 監督:バントしろ! 星野君:ヒット打ちに行って打てなかった・・・⇒監督の指示はバントだったけど、なんでサインを無視してヒットを打ちに行ったの?結果は残念だったけど・・・」と全員に向かって伝える。星野君の意見やみんなの意見も聞いてみる。そして、そのあとは何もいわない。あとはみんなに考えさせる。それだけ。

大切なのは⑤と⑥

監督と意見が違ったとき、監督の言葉のチョイスと導き方を持っているかどうかだと思う。

センス。

ハッキリ伝えるのも大事だけど、褒めてんだか怒っているのか子供がよくわからないシーンも必要だと思う。

子供メチャクチャ考えるから。これはラグビー監督だったエディジョーンズさんの手法。

今回の題材が野球とサッカーで少し違うところもあるけど

根本は変わらないと思う。

・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おススメ記事「保護者はどんな時も見守ること」ドロップアウトの話。

-教育系

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