こどもがなかなか話を聞いてくれません。
上手に納得させることができなく困っています。
自分自身も
「あれ?今なにをはなしてるんだっけ?」
「あれ?この話で何を伝えたかったんだっけ?」
こどもを前に混乱してしまいます。
話上手や伝え上手になるためにはどうしたらいいんでしょう?
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
誰でもカンタンに
話上手になる方法
答えは「順番」。
サッカーのコーチをしていると
必ずぶちあたるカベがこの「伝え方」
(なんでオレの話はきかないんだろう・・・)
(なんでオレは説得力がないんだろう・・・)
(なんで話しているうちに
何を伝えたいのかわからなくなるんだろう・・・)
これ全て「順番」が悪いせいだということに
気づかないコーチが沢山いる。
「結論」⇒
「理由」⇒
「具体例」⇒
「再結論」
これが僕の経験からこどもに伝える時に
真っ先に組み立てる思考回路。
伝え方がヘタな人⇒
整理がヘタな人
伝え方のヘタな人の特徴はコレ↘
- 感情の赴くままに伝える
- 声の抑揚をまったく気にせず伝える
- 答えしか言わない
- 抽象的な言葉で「ことば」がこどもに突き刺さらない
- 言いたいこと全て伝える
こんなところ。
こどもに正しく伝えるためには、
伝える「順番」を
意識しなくてはならないが、
感情が優先して思いついたことを並べて、
バラバラに伝えるから、
こども達は「ぽか~ん」としてしまう。
もう一度言う「順番」を整理して伝えよう。
こどもに伝える前に!
こども達に伝えたいことがあった場合に、
話をできるクリーンな
環境を見つけよう
話をきかせるためには、「環境」も大事。
- どこでつたえるのか?
- どう伝えるのか?
▼どこで伝えるのか?
例えば集合させたこどものコーチの裏で、
他学年が練習してたらどうなるか?
一生懸命伝えるコーチの背中にいる
他学年の練習が気になって
話が入ってこない!
コーチの後ろには
話しを聞くうえで
妨げのならない場所や
視野の確保をしよう。
▼どう伝えるのか?
- 言葉で?
- デモで?(実際にこどもやコーチを動かして?)
- 言葉とデモで?
伝えたいことができた今
まずはどういう風に
こどもに伝えるのがベストなのかを
考えること。
これ大事。
感情的に、
瞬間的にこどもを止めるだけではなく、
落ち着いて
「これをどう伝えるのがベストかな~?」
と考えること。
伝えようとした時、
こどもは怒られてると感じてしまうもの
経験の中で、
こどもに一生懸命伝えようとするけど、
こどもは
「コーチに僕は今怒られている・・・涙」
という子も少なくない。
まずは、
- その前のプレーを褒める
- そのプレイの意図を聞く
- コーチの意見の提示
これを「表情・ボディランゲージ」を
用いて伝えることで、
「双方向の会話」が生まれる。
コーチが頭ごなしに伝えるよりも、
コーチとこどもの会話の中で
刷り合わせて導いていくことが
指導だと思う。
伝え方の順序
「結論」⇒
「理由」⇒
「具体例」⇒
「再結論」
例えば!
●こども達がドリブルばかりしかけてすぐに奪われる例
「みんな一度あつまろう!」
「勝ち負けにこだわった
良いゲームができてるね!」
↑話を聞く環境を整える
「だけど一つ気づいたことが
あるけど、
みんなボールばかりを観て
ドリブルでしかしかけてないけど、
コーチは
顔を上げてプレーしたほうが良いと思うよ」
↑結論
「なぜかというと、
ボールばかり観てドリブルしたら、
相手はドリブルしかこない
と思ってボールを奪いにくるよね?」
↑理由
「例えば、
ボールを持ちながら顔を上げて
仲間を観てたら相手はどう思う?」
「そう!パスも出すんじゃないか?
って思うよね?」
「そうやって相手が迷ったら
ドリブルももっと
突破しやすくなるよね?」
↑具体例(デモ)
「じゃあ次はボールを持ちながら
パスの選択肢もあるぞ?
と顔を上げてボールを運んでみよう!」
↑再結論
こんな感じで、
伝える順番を意識するだけで、
断然伝わり方や言葉論理が明快になる。
※プラスアルファで伝えることが多い場合は「ナンバリング」をしよう!
「このゲームをもっとよくするにはコーチは3つ考えがある」など
話かたのクセをおさえる
僕は人と話す時に
「え~・・・」
「えっとお~・・・」
「あの~・・・」
などすぐに言葉が思いつかずに、
「つなぎ言葉を使ってしまう」
小学生の時に僕は授業中、
先生の「え~」を数えたことがある。。。
こどもはそれくらい気になるもの。笑
これを極力発しないことも
「伝える」ためには大事な
技術だとも感じている。
僕は普段の練習前のトレーニングで
訓練している。
さいごに
こどもに伝える時は。
「伝え方の順番」に気を付けよう。
「結論」⇒「理由」⇒「具体例」⇒「再結論」
すこし意識するだけで、
格段にこどもへの伝え方能力が上がる。
上手に伝えることができれば、
もっとコーチングが楽しくなると僕は思う。
「伝え方」に関して
もっと勉強したい人はぜひお試しあれ↘