●一度は経験してるよね・・・
はーい、集合してー!
ギャー!
キャー!
おにごっこしようか!
Aくん:氷おにがいい!
Bくん:氷おには絶対ヤダ!
Cくん:え~おにごっこやりたくない!
Dくん:(砂バーッてかけてる。)
うう・・・(涙)
●すべてコーチのせい
まずこどものせいにしてはダメ。
いつもコーチ(自分自信)に矢印を向けること。
入り方はどうだった?
練習開始前にどういうコミュニケーションをとった?
話し方(口調・抑揚・ジェスチャー)はどうだった?
すべて自分の腕。
こどもはこども。
ダメな子はいない。(いるけど、、、いない)
「あのハチャメチャだったあの子が、、、今はサッカー選手っぽく、
一生懸命頑張っている!(涙)」
母を驚かせよう。
コーチの腕の見せ所。
●こどもに認めてもらえ
ここが一番大切なポイントだよね。
まず、
一番初めて出会うサッカーコーチという認識はお持ちか?
サッカー経験者なら誰しも記憶に残ってると思う。
コーチがなにか残念であってはならない。
- 元気じゃない
- カッコわるい
- サッカーがヘタ!
- オモシロクナイ!
- 怒っても怖くない
- いつも表情がおなじ!
こどももコーチのことめっちゃ観察してる。
これらのことをしかり意識してこどもと接しているか。
ココに何個も当てはまると信頼を得られない。
バカにされる。
話を聞いてもらえない。
練習にならない。
僕はこの練習前のフリートークで差をつける。
●こどもを3ステップに分ける
- みんなと何かをやることが楽しいと感じている段階
- サッカーをプレーするのが楽しいと感じている段階
- 勝ち負けを楽しいと感じている段階
自信作の記事:【小学生】あいさつを教えるの話。【伝授します】
・みんなと何かをやることが楽しいと感じている段階
この段階を次のステップに引き上げるのが大変。
まずサッカーを習っているが、
そもそもお兄ちゃんがやっていたら、
「サッカーとは」をなんとなーく理解してる弟。
問題なのは、お兄ちゃんとか関係なしに入団した子。
練習には来るけど、いつもやらない子。
いつもくるけどサッカーやらないよな~。
でもね、
そんなこも、
練習の楽しみ方がある。
「みんなといっしょに何かワイワイしてるのが好きな子」
そう、
お祭り騒ぎが好きな人といっしょ、
飲み会の雰囲気がすきで参加してる人といっしょ、
きっかけはみんな違うけど、
この理由も、サッカーを始めるきっかけの一つだということ。
そんな子には、
とにかく、
「これなんか楽しそう!!」を感じさせること。
メニューなのか、
ルールなのか、
それはコーチの腕のみせどころ。
低学年は、
みんなとなんかいっしょにやることが喜び(今は!)
特に一人っ子だとこの協調性を学ぶ場所がない。
なんかみんなと協力して、
みんなとハイタッチして、
みんなと失敗して、
みんなと褒められたり怒られたり、
これが楽しい。。。
みんなと何かをやることが楽しいと感じる段階。
だからコーチは、
めっちゃひきつければいい!
めっちゃバカになればいい!
めっちゃほめればいい!
これが第一の段階。
別に入り口はサッカーしたいじゃなくても良い。
そこからサッカー人間に改造してやればいい(野望)
・サッカーをプレーするのが楽しいと感じている段階
ここまでもってきたら後はカンタン。
サッカーが楽しいと感じていることとは・・・
「できるプレーが増える」ということ。
前までは、このキックしかできなかった、
でも今は、
遠くに蹴ったり、
低く蹴ったり、
カーブをかけたり、
おもうようなプレーができたときに喜びを感じる。
だから技術習得のドリルとレーニングが必須。
ドリルトレーニングは反復ができる練習といわれている。
でも、判断がないトレーニングだの、
同じ練習では飽きるだの言われる。
でも、
判断することを省略して、技術に打ち込める唯一のトレーニングということ。
ここに競争性や遊びがあれば間違いなくのめりこむ。
しかし、
しっかり見極めはしてあげて。
「こんなことができてきたね!前はできなかったよね!」
「あんなプレーいつからできるようになったの?!びっくりしたよ!」
自分が上達しているかは、
他者評価でしかできない。
この評価を、
大げさに、大胆に、みんなの前ですることで、
こどもは、もっともっとのめりこむだろう。
これが第二の段階。
僕はクソほどほめる。
●勝ち負けを楽しいと感じている段階
高学年になると芽生えてくる段階かも。
でも低学年でもある。
あの強かったチームに勝つ。
このうえない至福。
僕の中での真のサッカーの楽しさとは、
めちゃくちゃ強いチームに、
死にもの狂いで一点もぎとって、
死にもの狂いで、みんなでゴールを死守して勝つゲームが、
真のサッカーの喜びだと教えている。
勝ちたいから⇒練習に打ち込む
勝ちたいから⇒仲間にもの申す
勝ちたいから⇒全力。
なんのためにサッカーをやっている?が明確になり、
自問自答する段階かもしれないが、
ここまでもっていければ、
あとは、
心にそっと火をつけてあげるだけの作業。
これが第三の段階。
●さいごに
こどもはこども。
やるこもやらないこもこども。
矢印を自分(コーチ)に向けること。
今一度自分の指導を見直すこと。
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