●低学年のディフェンス
じょうずに守れないな~。。。
ディフェンスをうまくやるにはどうしたらいいの?
ディフェンスってそもそも何?!
低学年でも、ディフェンスの能力は、
大切なポイント。
ディフェンスがうまい子は、
オフェンスもうまいといわれているように。
ディフェンスって奥が深い。
でも、
上手になるとめっちゃ楽しい!
●結論、「とにかく足を前にだしまくれ!」
サイドバック経験や、
低学年をコーチングしているうちに出た答え。
ディフェンスが上手になるためには、
足を前にださないとダメ。
・・・
これだけだと、
誤解を招くため、
分解して考えていこう。
※あくまでも小学生年代のディフェンスを前提として考える。
●ディフェンスについて知る
1900年代頃のサッカーは、
2-1-7のシステムが主流。
ディフェンス2人
真ん中1人
オフェンス7人!
(攻撃多すぎ 笑)
当時の映像を見るとめちゃくちゃ面白い。
ディフェンダーはとりあえず放り込む、
あとはごちゃごちゃしてこぼれたボールを押し込む。。。
そして、1920年代に
「オフサイド」のルールが適用され若干
フォーメーションは変わるも、
担当制のポジションだった。
俺は守り専門!
攻撃はたのむぞ!
俺は攻撃専門!
守備は任せたぞ!
このような担当制、
自分のもち場以外は守らない。
だって担当制だから。
今じゃありえないよね。
そして、この時のディフェンスの目的って。
「ゴールを守る」こと。
これがディフェンスの仕事。
しかし・・・
●現代のディフェンス
現代のサッカーは守ることが目的ではなかった。
正しく言うと、守ることは2番目。
▼ディフェンスの目的
①ボールをうばう
②ゴールを守る
このように、ゴールを守ることは2番目だ。
小学生年代の「ディフェンス」では、
「ゴールを守りなさい!」
ではなく
「ボールをうばいなさい!」と教えるべき。
もちろん表裏一体な部分でもある。
ゴールを守ることから教えられた子供は、
サッカーが上手にならない、
なぜか、
サッカーの根本的な部分を
スルーして成長してしまうからだ。
そもそも、
ボールをチームが保持していないと、
ゴールを決められない。
ゴールを決めるために、
ボールを保持したい。
だから、
ボールをうばわなくてはダメ。
●ディフェンスの原則
- ウラをとられない
- パスカットを狙う
- トラップした瞬間を狙う
- 前を向かせない
- ディレイ(遅らせる)
原則は日本サッカー協会的にもでているが、
こんなことはどうでもいい。
低学年のディフェンスの問題は、
うばう意識をいかに刷り込ませるかだからだ。
●よく耳にするコーチング
とびこむな!
足をだすな!
相手の前でとまれ!
え!なにしにボールにいくの?
うばいたいから奪いにいったのに、
奪っちゃダメなの???
よく耳にするコーチングだが、
抜かれないのが目的なの?
多分、
理想と現実をうまく分析できていないから、
「勝ちたい!」が優先になってしまうと、
こういうコーチングになる。
これが、一個飛び越えた指導につながる。
まず低学年代ということを考えなければならない。
●足を前に出してうばえ!
ゴールを決めるためにボールをうばう。
だからボールをうばうの!
足を前に出したり、
カラダを入れたり、
まずガムシャラに
「うばう」
「うばいにいく」
ディフェンスがヘタな子はまず、
ガムシャラにうばいにいくことの成功経験がない。
でもね、、、
うばいにいっても抜かれるもの。
僕はこう考える。
- ガムシャラにうばいにいく(いかせる)
- 抜かれた!
- なぜ抜かれたんだろう
- じゃあ次は抜かれた後もついていこう!
成功と失敗のサイクルでレベルアップするのがこども。
抜かれる原因は、
- 相手の持ち方がいいのに飛び込む
- 足を出すタイミングが悪かった
- 抜かれたあとついていけなかった
「ガムシャラにうばいにいく」
この成功と失敗があって、次の
「相手の前で少しスピードを落としついていけるようにしよう」
「相手がなんでもできる良い持ち方だったら、足を出さずに次を狙おう」
に発展していく。
ということで、
コーチングの順番は非常に大切になる。
●よそく
ディフェンスがうまい子って圧倒的にこの部分が良い。
「予測」
相手の観てる眼
相手のボールの持ち方
相手のサポートがどこにいるか
見方のサポートがでおこいいるか
で次の予測をする。
自然とうばえるポイントがわかり立ち位置が変わる。
僕が大切にしてるのは、
「相手の眼をみろ!」コレ。
相手の眼をみることでどこにけりそうか、
どこを狙っているのかが、低学年でも察知できる。
相手の眼をみさせることで、
パスカットの頻度が格段にあがった。
ブンデスリーガの経験のある選手の話から、
「ドイツ人はめっちゃ足を前に出してボールを奪いにくるよ。
だからオレがボールを持った時、
かんがえる余裕がJリーグと比べて全然ない。
Jリーグは「コース切り」で立ってるだけで、
足が前にでないからなんにもコワくない。」
ほんとコレ。
この文章は、
以前のブログでも乗せたが「団子サッカー肯定派」の話。
ドイツでは小学生年代から「うばう」意識が刷り込まれてるため、
プロになっても、
あんだけ1対1で激しいディフェンスになる。
●まとめ
どんどんボールをうばいにいかえる、
そうガムシャラに。
「うばいにいく」という第一目的を経て、
初めてつぎのディフェンステクニックにつながる。
僕は、「うばいにいけ!」
ではなく「足を前に出してうばえ!」
という。
失敗した時に初めて、指導が入る。
優先順位を忘れずにコーチングしていきたい。
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