こどもが最近「サッカーに行きたがりません」
「何かあったの?」と
理由を聞いてもだんまり。。。
その日は休ませませしたが、
次の練習日に「おなかがイタイ」
こんな調子で練習に行きたがらなくなりました。
親としてどういう対応が良いのでしょうか?
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
結論は「無理やりにでも連れていく」
これが結論。
毎年のようにあるこの問題。
保護者として、
コーチとして、
いったいどのような対応が
「こどもにとって」良い対応となるのか?
解説していく。
「練習行きたがらない病」の原因
まず、
多いのが圧倒的に1年生。
まれに年長さんや2年生ということもあるが、
基本相談を受けるのは1年生の保護者からだ。
なぜか?
それは、
「環境の変化」がほとんど
1年生が圧倒的にこの悩みが多い。
特に友達とトラブルがあったわけじゃない。。。
コーチに怒られたわけでもない。。。
けどいきたがらない。。。
なぜか?
それは「学校」が始まるから。
幼稚園や保育園、こども園という
慣れた環境から飛び出し、
学校生活が始まることが大き原因だ。
- 通学路が変わる
- 生活時間が変わる(起床・過ごし方・就寝)
- ともだちが変わる
- 先生が変わる
- 学び方が変わる
このような「環境の変化」により、
パワーが「サッカー」に向かないということになる。
大人だって転職したら疲れるもんね、
こどもも同じこと。
この生活リズムに慣れていないから、
情緒不安定な状態に陥り、
こどもの中でも
「オレは今サッカーなんてしてるヒマじゃない」
「体を休ませて、頭を整理させてくれ!!」
こう願っているに違いない。
「練習いきたがらない病は」GW明けが最多
僕の中でも経験となるが。
学校生活が始まり緊張をして過ごす「4月」
5月上旬にすぐに大型の連休がおとずれて、
こども達も
ホッと緊張の糸が緩む期間。
そしてまた緊張感がある「学校」に行くとなった時に。
この病気が発症する。
まだまだこどもだから
心のエンジンをかけるには時間がかかるもんね。
無理やりにでも連れていく理由
話の本題になるが。
もし、こどもがこの病気にかかった時。
僕は、
むりやりにでも連れていくべきだと考える。
じっさいに僕のチームの子の保護者にも
「休まずむりやりでもいいので、まず連れてきてください!
あとはなんとかします!」
と言う。
なぜか?
休んでも次回また休むから
いきたくないなら、今日だけ休むか・・・
こんな対応をしてしまえば、
こどもは「その場をうまく乗り越えた!」と
根本の解決なしで、この日だけをクリアしてしまう。
案の定、
次回も同じように病気が発症するのだ。
治療をせずに放置してしまえば、
治る見込みなし!ということ。
生活リズムを整えるために
例えば
火曜日はサッカーの練習だとしたら。
その火曜日に「仮病」で休んでしまうと、
こどもの生活のリズムは非常に敏感。
生活のリズムが狂い、
ますます次のサッカーにも「いけない体」になってします。
だからこそ!
- 練習開始前にボールをちょっと触るだけでも良い
- コーチと話すだけでも良い
- 友達と話すだけでも良い
- コーチの顔を見るだけでも良い
- 友達と話すだけでも良い
- 車から眺めるだけでも良い
めちゃくちゃハードルを下げてあげて、
「サッカーに行く」という生活リズムは崩さないようにしよう。
コーチがなんとかしてくれるから
保護者が言っても聞かないけど、
コーチが言ったら聞く場合だってある。
それができるためにも、
「無理やりにでも連れていくべき」
僕の例でいえば
- ゴハン何食べた?
- 好きなたべものは?
- 好きな選手だれ?
- 練習で何が好き?
- どんなプレーが好き?
こんな感じでじょじょにサッカーに近づけていき
心理的要素からアプローチし、
- まずピッチに入ってみんなを観よう
- もう少し近くで観てみよう
- あれならできそう?ここでやってみる?
- 空いているあっちのゴールでシュートやってみようか!
運動的要素からアプローチする。
大切なことは
無理やり連れていくけど
ハードルは下げてあげること。
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こどもはいきたくない口実を作るのが上手
いきたがらない理由は実は特にない。
でも、、、
母に問い詰められるから、、、
しょうがなく架空の口実を作る。
「おなかがイタイ」
「足がイタイ」
「頭がイタイ」
実は単純に「疲れ」が原因だったり、
テンションの浮き沈みが原因だったりする。
ただ!見落とさないで!
本当に理由がある時もあるパターンも疑っておこう。
「実は前の練習でイジワルをされた」
「コーチにこんなことを言われた」
こんなパターンもあるので一概にも全て僕がいった通りだとも限らない。
そんな時はコーチに真っ先に相談すべき。
ここは柔軟に対応しよう。
さいごに
こどもが好きで初めたサッカー
こどもが好きで選んだサッカー
休むのはカンタンだけど、
「その先」を見据えて「無理やりにでも連れていく」ことを
ぜひトライしてみてほしい!
きっとコーチも本人を連れてこないと
話ができないから困っている。
無理やりにでも
連れてきてくれる保護者をコーチは支持してくれるはず!