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【サッカー】試合に出れない【補欠ゼロ】

投稿日:2020年6月10日 更新日:

●いつもベンチ・・・補欠の悩み

質モンキー
質モンキー

うちの子いつも補欠で、ベンチ。

質モンキー
質モンキー

応援に行く意味あるのかなあ・・・

質モンキー
質モンキー

いつも練習試合しかでてない・・・

最後まで読んでいただけると、

納得し、少し保護者の気持ちも晴れるかもしれない。

そして、自分のチームにの現状を見直し

チームからの移籍も考えるかもしれない。

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●話のながれ

※前提は「小学校年代」とうこと

  1. 結論
  2. 試合に出れない⇒試合に出さない・試合に出せない
  3. 本番でしかレベルアップしない
  4. 移籍を考えたほうが?
  5. コーチへの提案
  6. 最後に

1.結論

  • 試合に出ないとレベルアップできない
  • 「補欠ゼロ」を目指したチーム作りをしよう(コーチへ)

この、試合に出られない問題。

少年団・街クラブ・jクラブから少しづつ変えていく必要がある。

2003年から始まった、「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」チビリンピック

小学生日本一を決める大会の1つだが、おもしろルールがある。

3ピリオド制ということ。

同一選手の出場は最大で2ピリオドまでとし、3ピリオド全てに出場することはできない。 延長戦については前後半で同一選手の出場を可とする。 また、自由な交代を適用する。 選手を総替えするというルールで、多くの選手が試合に出場するチャンスがあります。

※ジュニアサッカーNEWS様より引用

なんと16人も試合に出場できる!

これぞ、育成年代に合わせた試合形式で、

補欠ゼロを目指した形。

本番の試合に出場することで、レベルアップする。

これ間違いない。

そして、コーチたちは「補欠ゼロ」を目指したチーム作りをしていかなければならないということ、

海外では基本全員に出場機会が与えられる、

一試合に誰も出場できないのはほぼなし。

ここに世界との差を埋めるポイントが隠されていると思う。

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モノ申す系記事:サッカーの練習長すぎの話。【監督のエゴ】

2.試合に出れない⇒試合に出さない・出れない

ここはコーチ達へのアプローチになるが、

試合に出れない子にももちろん原因はある、

  • 技術的に足りていない
  • 勝ち負けにこだわるプレーができない
  • トレーニング休みがち
  • 人間の道をはずれた行為をしたから(罰)
  • 忘れ物をしたから

出れない原因はこれらに当てはまるかもしれないが、

「試合に出れない」という言葉には、

本人の問題とコーチの考えの2つの側面があるといえる。

本人の問題には神髄に成長させていかなくてはいけないが、

だいたい、

ベンチメンバーをほとんど使わないコーチの考えは、

  • この試合どうしても勝ちたい!
  • 拮抗したゲームだからコイツは出せない!

ということが出せない原因だろう。

勝たなくてはいい!とは言わないが、

育成年代のサッカーだということを忘れないでほしい、

「小学校年代の子はいつ伸びるかほんとわかんないよ?!」

ベンチメンバーに均等に試合に出場させてあげる中で、

種をまきながら忍耐強く育てたとき、

思わぬパワーを発揮してくれるかもしれない。

ガチガチにはめ込んで、ベンチメンバーを出さないよりも、

育成的観点から出場させてあげること。

そういう子が実はプロになるかもしれない。

・ヨーロッパはジュニアチームをあまり持たない理由

小学校年代なんてまだこの子がこの先

サッカー続けていくのか?

プロになるのか?

わからないでしょ?

小学校年代がピークっていう可能性もあるよね?

本当に金の卵なのかはわからない。

そこを見極めるのはまだ先の話、

ヨーロッパのトップクラブにジュニアチームがないのはそういう理由、

中学校年代でうまいやつを、

この年代で下部組織に引き抜く。

ジュニア年代はまだわからないから、

街クラブや少年団で育ててもらい、

中学校年代で才能があるやつを引き抜く。

クラブ的にもジュニア年代の運営費を費やさなくて済むシステム。

街で育ててもらい、うまいヤツは後で引っこ抜く。。。

非常にeco。笑

3.本番でしかレベルアップできない

練習試合じゃダメ。

あの緊張感ある本番の雰囲気でプレーさせないと。

よくある光景↓

練習試合でもAチームは監督がみる。

最後の数本はBチームが試合に出るが、

監督は保護者と談笑し、みてない。

Bチームはコーチが観る。。。

これサイアク。

Aチームの試合時間と同じ分Bチームもプレーさせないと。

監督がしっかり見てあげないと。

「本当に強いチームはBチームが強い。」

この言葉の意味は深い。

本番でしかレベルアップできない。

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●移籍を考えたほうが?

自分のチームのコーチの考えかたを見直そう。

ベストメンバーだけじゃないと勝てないようなサッカーなのか?

Bチームをおろそかに指導をしていないか?

いつもAチームにしか帯同していないか?

もし、根本の「育てる」考えが薄いコーチであれば、

移籍を考えてもよいかもしれない。

良いチームもある。

  • ときどきAチームとBチームを混ぜて経験させるチーム
  • 出場機会が必ずあるチーム(補欠ゼロ)
  • 監督が低学年やBチームを指導する光景

あなたのチームの考えもしかして時代遅れなのかも?・・・

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●コーチへの提案

補欠ゼロを目指そう!

といっても、勝たなければいえない試合は当然ある。

結果を残したい、ここは勝負したい!

うまく全員を出場させるコツはコレ↓

  • 前半にBチームを出し、後半にAチームを出す
  • 前半にBチームを混ぜて軸(キーパーやセンターバック)にAを数枚入れる
  • 前半からBチームを数枚出場させながら、タイミングでBチームどうし交代させていく

このような手法をとれば、全員出場ができる。

・Aチームの子のレベルアップにも

僕の経験の中で、Aチームの子が後半や途中から出場させることで思わぬ効果も。

  • 普段リーダーシップ取らない子がリーダーシップを取り始めた
  • 前半に負けている状態のスタートであればゴールへの執着心が強くなった

1点差で負けているなら2点取るメンタルが芽生え始めてきた。

これはとても良いこと。

この手法をとってみると、

「この子Aチームでも遜色なくプレーできるじゃん!」

「こっちのほうがいいかも・・・」

「なんかくらいつくメンタルあるなあ」

出場のしかたを変えれば思わぬ発見が起きる。

●最後に

今回の記事をカンタンにまとめると。

  • 試合に出れない子は「自分の能力を向上させる必要」と「コーチの補欠ゼロ」精神の意識が大事
  • 本番にしかレベルアップできない、コーチはチームの見直しを「本当に強いチームはBチームが強い」
  • コーチの方針があまりにも怠慢なものであれば移籍を考えよう、出場経験豊富なチームは沢山ある
  • 補欠ゼロで出場する手法は沢山ある、そして思わぬ効果もある

「誰が出てもうちのチームの子は最高のパフォーマンスでプレーするよ!」

ココを目指していきたい。




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