うちの子やる気が全然ない。。。
なんであの子は頑張るのにうちのこは・・・
もっとやる気だしなさい!(怒)
●プローフィール
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産!
こどもがなんだかやる気がない。
向いてない?
好きじゃないのかな?
よくこんな質問を受ける。
結論から言うと。
全然OK!問題なし!
▼おしながき
- やる気について
- やる気スイッチを探すのはタイヘン!
- こどもは3ステージに分けられる
- 要するに
- さいごに
●やる気の正体
ある事態に対処するために必要な行動を、うまくやり遂げることができるかどうかについての、本人の判断。
ググったらこう書かれていた。
ようは自己効力感。
この自己効力感は毎日様々な理由で変化する。
これは大人もいっしょ。
▼自己効力感の要素
- 直接体験(うまくできた!やった!)
- 間接体験(うまくやってるヤツをみて、負けないぞ!)
- 情動的喚起(なんか今日気持ちが晴れやか!できるかも!)
- 言語的説得(コーチに褒められた!アドバイスもらった!)
これが自己効力感の4つの要素だ。
そしてこれは、サッカーの時間じゃない時に作られることが多い。
例えば、
学校でイヤなことがあった。
母に叱られた。
カラダが痛い。
など。
●やる気スイッチを探すのはタイヘン!
このスイッチ日々変化するんです。(いや毎分。。。)
前はこのやりかたでやる気になったが、
今日はダメ。
だってサッカー以外のシーンで、
やる気スイッチの場所が決まっているから、
探すのは至難の業。
これだけでも読んで!
やる気スイッチなんか探さなくても大丈夫、こどもが勝手に探して押すから。こどもの3ステージを把握していれば、必然と良い選択肢が見つかる。
●こどもの3ステージ
今から書く文は僕の完全オリジナル。
調べたり、教えてもらったりしたわけじゃなく、
僕の経験の中で出た答えを皆さんにお伝えする。
ステージ①みんなと何か一緒にすることが楽しい段階
サッカーチームやスクールに入って間もない時に多い段階。
このステージ①が一番長く寄り添うことになる。
「サッカーが楽しい!」というよりも、
みんなと一緒にワイワイやったり、
みんなと一緒に「いる」ことが楽しい段階。
サッカーのとっかかりって、こでれもいいと思う。
なので、この子たちはサッカーがうまくなりたいんじゃなくて、
みんなと一緒の輪の中に入りたい!
ステージ②サッカーで勝ちたい!と思う段階
ステージ①のあとに訪れる段階はコレ。
勝ってうれしい!負けてくやしい!
ここまでくるとサッカーにのめりこむ前段階。
いっしょにワイワイやることから、
(あれ、いつも負けてるけど、勝ってみたいな!)
(あの子にはゼッタイまけたくない!)
この気持ちの変化を見いだせたら、
あとはサッカー小僧にするだけ。
ステージ③できるプレーが増えることが楽しい段階
いつもこどもたちに言う僕のことば。
「サッカーはできるプレーが増えていくともっと楽しくなるんだよ!」
前はリフティングで半分しかいけなかったのに、今は1往復もできるようになった!
こういう経験をコーチが見逃さずこどもにフィードバックしてあげることで、
できるプレーが増えたことを実感する。
こうなればこどもがかってに
自分にできる武器やできそうな武器を
どんどん拾い集めていく。
これが③ステージの段階。
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●要するに
こどもは段階に分けられており、
段階を追って成長していく。
なので、
「やる気がない」「むいてない」というのも、
まだその段階に達していないということがいえる。
●さいごに
あせらず見守ってあげて、
こどもはこどもなりに段階を踏みながら成長していく、
自分で楽しさを見出し、
自分でやる気スイッチを押す。
保護者が探して押すやる気スイッチはすぐに、
OFFへと変わる。
自分で押したスイッチは、
一生OFFには変わらない。
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