サッカー経験:15年
指導経験:17年目
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
よくみる光景。
低学年練習中、
なんで前に上がった?!
今のはサポートだろ!
もっと幅を使えよ!
ワイドに!
ほら前に出せ!ななめだ!
低学年に向かって様々な支持。
コーチが選手の動きを操作して、コーチだけ満足してしまっている現象。
僕「あの時なんであのプレーしたの?^^」
こども「んー・・・コーチが言ったから?」
こんな答えが返ってきたら本当にザンネン。
レベルアップするためには「自分で行動する」ことが大事だって、
あれほど「コーチ」が言ってたのに・・・(涙)
ということで、今回は、
「低学年にサッカーは教えるな!!」というテーマ。
低学年にサッカーは教えるな。【メニューで変えろ】
テーマに語弊があるかもしれないが、
「教えるな」⇒言葉だけで説明するな
と解釈していただければと思う。
答えは↘
「低学年でサッカーを教えてはいけない、優秀なメニューがあれば十分うまくなる。」
教えよう!教えよう!といっぱい詰め込みすぎるから、
子供は思考停止する。
実は、
1つのトレーニングで
こどもの頭の中に入るポイントはわずか「2つ」だけ。
あれもこれも求めすぎてもポイントがつかめずトレーニングを終えてしまう。
教えてはいけない理由
- こどもは「短期記憶」
- こどもは「運動欲求」のかたまり
- こどもは「聞くよりやってみる」
1.こどもは「短期記憶」
さきほども伝えたが、
こどものはせいぜい1つのトレーニングで要点を押さえて覚えられるものは
「2つ」。
これが3つ4つとコーチが伝えたところっで覚えられない。
そういう仕組みだから。
「短期記憶」といって、一度に覚えられる「量と期間」が大人より少ない。
こどもは小さな大人ではないよね、子供の脳みそを理解して接するだけで、
「今何を伝えることが一番効果的なのか?」が導かれると思う。
だから僕は、ワーワー言うコーチは好きじゃない。
1シーン1シーンにジャッジするコーチも好きじゃない。
それは自分のイメージにかぶらせた自己満足にしか思えない。
2.こどもは「運動欲求」のかたまり
こどもって、
ぴょんぴょんしたり、クネクネしたり、フラフラしたり
大人がしないことをするよね!
特に「静かにしなさい!」「じっとしてなさい!」といった時に、
これは運動欲求があるから。
「動くな!」と制限されると逆に動きたくなるもの。
トレーニング中こども達に、
コンコンと説明したところで、
もぞもぞ「動きたい欲求」があふれてくる。
ということは、「聞く」スタンスになれない。
この運動欲求を考えれば、長い時間話すことは、
こどもにとってもコーチにとってもマイナスしかない。
3.こどもは「聞くよりやってみる」
上記のことを理解したら、
答えはでてくるが、
口で説明するだけでなく、やってみることが一番大切。
こどもにやらせてみる、コーチがやってみせる。
これは「百聞は一見にしかず」作戦。
あるあるなのは、コーチがトレーニングの説明を「口」だけで
説明して、いざやってみると全然ルールを理解してない、
こどもオドオド、コーチイライラ。
あるよね?!
説明は実際にこどもを使って、他のコーチを使って「口と動き」を使って
伝えることが大事。
コーチがやってみせることで、
「ああ、そういうことね」とカンタンに目で理解する。
逸脱な記事:サッカーの動き出し【思考を変えればバンバン裏とれる】手本動画あり
満足な記事:インサイドキックで教えてはダメなこと【動画あり】
サッカーを教えてはいけないのなら?
優秀なメニューがあれば十分うまくなる。
こどもはメニューで変える!
僕の経験上、コーチがあれこれ口を出さずとも、
コーチの「意図」がメニューに詰まっていれば、
じゅうぶんこども達はうまくなる。
別に全員を集めて指導しなくても、
その時間があれば、こどもにプレーさせてあげる。
この考えを持ってから、めちゃくちゃうまくいく。
ストレスが減って、余裕が生まれた。
しかし!・・・
「優秀なメニュー」を考えるのはかなりしんどい。。。
僕はいつも
- 前回のトレーニングの反省
- 次回トレーニングでやらせたいプレー
- そのトレーニングで必要な技術(プレーの分解)
- 効果的なオーガナイズ(広さ・人数・ルールなど)
- 2つのポイントの整理(伝えたいこと)
- 伝え方の整理
6つの項目とこどものテンションがバチっとはまった時、
僕は優秀なメニューに変わると考えている。
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まとめ
低学年にサッカーは教えてはいけない。
★メニューでかえるべきだ。
教えてはいけない理由は3つ
①「短期記憶」
②「運動欲求」
③「聞くよりやってみる」
★結論:「低学年でサッカーを教えてはいけない、優秀なメニューがあれば十分うまくなる。」
だけど優秀なメニューを考えるのはしんどい
6つの項目とこどものテンションがはまった時に優秀なメニューと変わる。
僕がコーチをしていて最高の楽しみは、
「ああ、今なんて声をかければガラッと変わるのかな?」
その一言をみつける時が
最高に楽しくてしかたがない。
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