もしもあの子が「つよいキックやシュート」打てるようになったら・・・
メリットはこちら
- ゴールがもっと決められる
- コーナーキックやフリーキックを任せられる
- 様々なポジションを遜色なくこなせる
- スピードがない等身体的に劣っても「キック」でライバルと差をつけられる
- ミドルシュートもあるため選択肢やプレーのバリエーションが増える
そして何よりも「サッカーが楽しくなる」
今回の記事では
・キックが上達しない理由
・なぜこの自主練が良いのか
・正しいキック5つのポイント
を説明していく。
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
トレセン:5年間
(ブロックU10/U11/U12監督経験あり)
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に
5,000人以上のこども達から教わったことが
僕の財産。
【サッカー】こどものキックが上達しない理由はコレ
壁当てをしないから。
これが今回の結論です。
まあ言葉足らずなので詳しく説明していく。
壁当てとは?
昔サッカー経験者はやっていたであろうアレ。
公園や学校の壁に向かってひたすら
ボールを蹴り続けるあのトレーニング。
実はこの壁当て今このご時世にまた注目されている。
愛媛FC 山瀬 功治選手も壁当てをやっていた
僕の地元が同じで、地元ではスーパースターだった山瀬選手。
どうやら全体トレーニングが終わると必ず山瀬選手は
壁当てを毎日のようにしていたと聞く。
コレが壁当て👇
なぜ壁当てが大切なの?理由は4つ
①一人でできる
②反復し蹴れる
③良いキックと悪いキックのジャッジができる
④トラップのトレーニングにもなる
①一人でできる
自主練習が続かない子の理由の大半は
「自主練習に飽きている」
一人でやる=ドリブル・リフティング
おそらくキックのトレーニングできてないよね?一人だし・・・
このように、
「キックのトレーニング」ができないから楽しさを見いだせていない。
サッカーはボールを蹴るスポーツ、
やっぱり自主練習でも沢山ボールを蹴ってほしい。
ようするに
壁があれば
一人でもキックのトレーニングができてしまう。
そして蹴るというのはサッカーで一番大切なこと。
②反復し蹴れる
蹴る⇒跳ね返る⇒蹴る⇒跳ね返る⇒蹴る
めちゃくちゃコストパフォーマンスが高い!
蹴ったらすぐにボールは戻ってくる、
なので
時間的コスパ
回数的コスパがとにかく良い!
これはメリットでしかない、
③良いキックと悪いキックのジャッジができる
良いキックとは👇
縦回転がかかった力強いキック・伸びるキックとしよう
先ほどの動画でもあったが、
良いキックをしたあボールはしっかり跳ね返ってくるが
悪いキックをするとボールは跳ね返ってこない。
これは自分のキック一回一回に
(今のはOK!)
(今のはダメ!)
などのジャッジができることもメリットの一つ。
④トラップのトレーニングにもなる
良いキックをしたいなら良いトラップだ。
跳ね返ったボールをしっかり素早く蹴れる場所に置くことで
トラップとキックの2セットでトレーニングができる。
自分で跳ね返ってきたボールは
「必ず2タッチ以内に次蹴れる場所において、
3タッチ目でキックをする。」
といったルールを決めることで素晴らしいトレーニングとなる。
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正しいキック5つのポイント(動画をまじえて)
①助走
②踏込
③上半身との連動
④振り
⑤軸足の重心移動
ポドルスキ選手のキック(参考動画)
①助走
めちゃ大事。
走りむパワーをボールに伝えることでより強いボールが蹴れる。
ポドルスキ選手も助走をそのままボールにぶつけているのがわかるだろう。
ワンステップで蹴れるのは高校年代から、
小学生年代であればしっかりと
自分の体を使い、また助走も使って強いボールを蹴ることが大切だ。
②踏込
助走の次の動作で、
細かくボールに近寄り、最後は大きく踏み込んでキックする。
そう、シュート前はジャンプをして踏み込む。
よく「強く踏み込め」というが、
こどもからすると意味がわからない、
強く???
僕の解釈では、
強く⇒ボールから離れたところから前に大きくジャンプし軸足を置く
③上半身との連動
キックは必ずしも、足だけ(下半身)で蹴るわけではない。
足だけで蹴っても強いキックはできない。
全身を使ってボールを捉えることでボールに全体の体重がのり
より強いボールが蹴れるもの。
- 左手を上げてバランスをとる
- 蹴る瞬間に体を縮ませパワーをだす
強いキックを蹴るためには「腸腰筋」
上半身と下半身をつなぐ唯一の筋力。
この筋力を鍛えることで
上半身のパワーを上手に下半身に伝えることができるだろう。
④振り
ヒザ下の振りのこと。
よくこども達に例えるなら
「弓矢のように引っ張ってパワーを開放しろ!」なんて言うが、
この瞬間がパワーを解き放つ前のフォーム。
ヒザ下の振りだけ意識してもパンチの利いたキックができる子もけっこう多い。
⑤軸足の重心移動
とても大事な技術。
これができない子が沢山いる。
ようするに、
蹴ったあとに体が前のめりにならず、パワーが乗らないのだ。
どうなるかというと
「お尻が下に下がってしまう」
こんな感じ👇
高くボールを蹴り上げる分には良いが、
力強いシュートとなると、
蹴った後のお尻は必ず前に矢印が向いているべきだ。👇
ようするに
軸足は踏み込んだあと、
必ず
カカトから指に向けて体重が移動しなければならない。
ここを意識しよう。
まとめ
キックはサッカーにとって最重要な要素の一つ。
昔は空き地の壁や公園の壁があったが
今はその壁もなくなり、
ましてや公園ではボール禁止。。。
そしてその代償が今のこども達のキック技術だ。
僕は
一番多く費やさなければならない技術は「キック」だと感じる。
自主練習を楽しくし、やる気と自信をつけさせてあげよう!