うちの子ボールを奪いにいかない。。。
いつも怖がってしまいボールを取りに行けない
親としてももどかしい・・・
今日はこんな悩みを解決!
僕の経験からキッズ年代から教えべき練習を紹介します!
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
サッカーでボールを奪いにいかない理由
まずなぜ?奪いにいけないのかを考える必要がある。
▼奪いにいけない理由
- ぶつかることが怖い
- 奪い方がわからない
大きく分けてこの2つ。
大きな枠組みに入れると「精神的理由」と「技術的理由」
では、この問題を解決するにはどうすればいいか?
答えはカンタン
練習の中でぶつかることの恐怖心を払拭し、奪う技術を教える。ことが解決策。
・ぶつかることが怖い
サッカーは卓球やテニスと違い、
体と体がぶつかり合うスポーツ。
まずこういうスポーツだということを理解させなければならない。
※といっても「わざと」だったりするのはダメということも教える。
だいたい、
「足を蹴られた」の理由から群れに飛び込むことを怖がるようになる。
なので体がぶつかることが平気となる精神に練習の中で持っていかなくてはならない。
・奪い方がわからない
そもそも奪い方がわからない子も多いだろう。
いつ?どうやって?奪うのか?が根本的にわからない。
だから奪いにいけない。
奪い方もテクニックの1つで教えなければならない。
▼奪うためのポイント
- 距離感(間合い)
- 足を出す
- 体とボールの間に手と足同時に入る
これがポイント。
間違ってはいけないことは、体をぶつけて奪うことが一番ではない。
実は、
ぶつからないでボールと相手の間にスッと入って奪うことが一番理想的な奪いかた。
解決策
- 日頃のトレーニングから「ぶつかる」メニューを取り入れる
- 足を出すクセをつけさせる
キッズ年代から「ぶつかりあう」メニューを取り入れることで、
ああぶつかってもいいんだ。
というマインドを刷り込ませる
そして、
足を出すクセをつけさせる。
よくある話で、キッズ年代や低学年の時から、
「相手の前でとまれ!」
「足をだすな!飛び込むな!」って言ってない?
これも奪えない子の原因の一つ。
気持ちもわかるが、これは、次のステップとして伝えるべき言葉で、
サッカーを始めた子の「奪う」本能をそぎ落としてしまっている。
僕のチームは、
とにかく足を出して突っ込ませる
奪えても奪えなくても、
まず「奪う姿勢」や「奪う精神」を身に着けさせる。
そして、うまく奪えなかった時にその原因と改善策を伝える。
キッズ年代からやっておきたいメニュー3つ
①押し合いっこ(背中)②押し合いっこ(肩)
背中と背中で押し合いコーチの笛の合図でボールを手で拾う。
▼ポイント
- 重心を低くし「上重心」と「下重心」どちらがふんばれるか教える
あそびの一つだが、こういうことから
「楽しく」ぶつかりあうことを教える。
③1対1ボールキープからシュート
コーチがボールを転がし、
キープスタート(まだシュートを打っちゃダメ)
次の笛の合図でどちらかのゴールにシュート
▼ポイント
- 体とボールの間に手と足同時に入る(腰から)
- オプションとして、「ボールをさわらないでキープ」
- オプションとして、「ボールを浮かせてスタート」
次はゴールがある練習。
やはりこどもはゴールが決めたい生き物。
ゴールを決めるために必死にボールをキープして、
必死にボールを奪いにいくことから「実践」に近いメニュー
若手コーチ向け記事①:ドリブルが下手な子はドリブルしかしない【2分36秒で理解!】
若手コーチ向け記事②:【サッカー】「厳しいコーチの話。」【マチガイです】動画あり
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注意!①
基本こどもも「社会の中で優劣をつける生き物」
「あの子は強い」「あの子には勝てる」
とこどもの中で1対1というのは非常にプライドがかかる練習だ。
1対1をやるまえからビビってしまう子が出てきたりするのも事実。
なので、同じくらいのレベルに合ったことできるよう、
コーチが「グルーピング」してあげることが大切。
注意②
テーマが「奪う」だと少々精神論的なところもでてきてしまう。
コーチが怒鳴りつけながら「奪う」練習をおこなうことで、
こどもはなおさら恐怖心から奪いにいけなくなる。
あくまでも
「ぶつかることは楽しい!」
「1対1は楽しい!」と刷り込むようなコーチングを、
そして、
上手に奪えない子には「奪う技術」を教えよう。
やっぱりプロも足出してる(動画)
非常にうまく解説されている。
奪うってやっぱり足をだすことなんだよ。。。
やっぱりキッズ年代。低学年には
まず足を出して奪うことからはじめなければならない。