こどもがコーチに
こんなこと言われたことない?
おい!判断が遅いぞ!
選択肢が少ないぞ!
ただ相手に突っ込むな!
ぜんぜん観てない!
あるよね?
言われるたびに、
(多分本人はわかってるけどなぜできないんだろう・・・)
こんな悩みあるよね?
こんなことを言わせない方法を今回はご紹介する。
しかもここが最大のポイント!
音頭音痴のお父さんや
そもそもサッカーをやったことがないお父さんでも
こどもを上達させることができるということ!
それでは説明していく。
名前:非公表
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
トレセン:5年間
(ブロックU10/U11/U12監督経験あり)
B級ライセンス
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に
5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
なぜ将棋が良いのか?
まずは大枠の結論。
「ゲームを読む力」を養えるからということ。
サッカーとはテクニックや運動能力だけではなく、
目から入った情報を
「ゴールを決めるために今何が得策なのか?」
のジャッジが常に迫られている。これがサッカー。
ゲームを読む力とは?
「先を読む力」
この言葉が妥当だろう。
プレー中常につきまとうのは
「予測」
これができないと良い選択を選ぶことができなくなる。
遠藤保仁選手のコメント「先を読む力の鍛え方」より(NewsPicks様引用)
感覚としては、車の運転に近いような気がします。
みなさんも、あまり自覚はしていないかもしれませんが、信号や道路標識、歩行者や他の車の動きなど、時々刻々と変わっていく状況の中、予測と判断を繰り返しているはずです。
そのため、試合中は体を動かしながら、いつも頭の中はフル回転の状態です。
中学時代の監督から「体が疲れるのは当たり前。頭が疲れる選手になりなさい」とよくいわれてきました。よく状況を観察して、頭で考えて予測し、一瞬で判断しプレーをしなさい、というわけです。
その大切さはプロとなった今も変わっていません。
サッカーのプレー中に
「ここにボールが来たら、こうなりそう」
「ここにボールを運んだら、相手はこう動きそう」
「仲間がこう追いかけたら、相手はここにドリブルしそう」
このような「先を読む力」こそが
「ゲームを読む力」の始まりといえるだろう。
そして、このゲームを読む力を養うために
「将棋」が一役かっている。
将棋とは?
将棋のルール
二人で行い、勝敗を競うゲームです。
二人が「盤」の上で交互に「駒」を動かします。
そして相手の「玉将(ぎょくしょう)」という駒を先に捕獲したほうが勝ちとなります。
スポーツにたとえますと、盤は競技場、駒は選手の役割をします。
盤には9×9の升目が書かれており、升目の中に駒を置きます。
駒は計40枚で、開始時は各々20枚ずつ持っています。
将棋の醍醐味
先を読んで駒を動かす
- 3手先まで読む(初心者)だいたいできる
- 5手先まで読む(中級車)これすごい
- 7手先まで読む(上級者)神
予測や戦略を立てて1つの駒を動かす。
例えば・・・
例えばこの将棋の最後の場面。
これサッカーで例えると。。。👇
このように将棋のようにここにこの駒を置けばこうなって、自分が得をする。
と同じように、サッカーでも、
仲間を上手に動かして得をしたり。
反対に、
ここにドリブルするとこうなりそうだから、
初めからそこへはチャレンジしない。
など、将棋の考え方をサッカーに沢山応用できるのだ。
将棋をすることで上達する3つ
①選択肢が広がる
②よく観てプレーするクセがつく
③相手の動きを読むことができるようになる
①選択肢が広がる
盤を見た瞬間に
「こう責めたら相手はこうくるかも」
「こう守れば相手はこうくるかも」
「じゃあ今この状況で何が得策か?」
このような予想からいくつもの選択肢を立てることは
サッカーにとって非常に大切なこと。
このシーンも選択肢をもったうえでの素晴らしい崩し。
このシーンでも、
選択肢が多くあることは一目瞭然。
一番の注目シーンは、
最後のシュート前のサイドに出したパス。
川崎の選手たちは選択肢のある中で「中央」に相手を寄せて
最終的に「サイド」でチャンスを作ったということ。
選択肢のある中で、
「中に相手を集めれば外にチャンスができることを予測していた」
これがゲームを読む力だ。
②よく観てプレーを選ぶことができる
「サッカーが下手なこどもはガマンできない」
サッカーが下手なこどもは
良い選択肢を見つけることができない、
見つけたとしても失敗する確率が高い選択肢を選んでしまう
なぜか?
ぱっとみてすぐにその選択肢をチョイスしてしまうから。
「このプレーをしたらどうなりそうか?」これがない。
ようするに、
こんなシーンでこんな選択肢を選んでしまう子。
これは「ゲームを読む力」が圧倒的に足りていないといえる。
僕が思うに、
観た1つの選択肢を信じ込んで無謀なチャレンジをしてしまう。
将棋脳であれば、
ちょっと待てよ、あそこに入るとリスクが高いな、
違う選択肢はないか?
・・・
まあ将棋ほど時間をかけることはできないが、
考え方としては、ゼッタイに後者のほうがいいに決まっている。
③相手の2手3手の行動がよくみえるようになる
これは先ほどの図でも出したとおり、
ディフェンスは「予測」が必須のポジションだ。
インターセプト(パスカット)をするためには、
- ボール保持者の持ち方、観てる場所
- 仲間のポジション
- 相手のポジション
- スペース
- ボールスピード
- カラダの向き
このようなあらゆる要素の中から一番良い「予測」をして
ボールを奪わなくてはならない。
将棋でも、
今相手がどんな戦略で何を考えて将棋を指しているのか?
心理戦だということ。
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将棋でサッカーは上達する(まとめ)
- よくミスをする子は「ゲームを読む力」が足りない。
- ゲームを読む力=先を読む力・予測ということ
- 将棋でサッカーの何が伸びるのか?
①選択肢が広がる
②よく観てプレーを選ぶことができる
③相手の2手3手の行動がよくみえるようになる
このように、
自宅で自主練する時に「将棋」を取り入れるのはいかがだろうか?
こども 対 お父さん
こども 対 おじいちゃん
将棋は長期戦なので、
- 忍耐力
- 集中力
- 戦略的思考
なども鍛えられる。
ゼッタイにおすすめする。
さて、将棋を買うならコレ!ご紹介
くもんが出している将棋。
何がすごいって、
駒に動き方が書かれていて、
わからなくてもカンタンな説明で将棋が指せる!
これならこどもだけでも対局できるようになるね^^