(明日は〇〇コーチに練習メニュー任せますね!)
・・・って言われたけど。
・何をどうしたらいいの?
・練習メニューってどう作るの?指導案?
・ダッシュしてドリブルしてパスして・・・えっダメなの?!
いつも困る・・・
悩む・・・
指導案なんて作ったこともない・・・
ただプレーさせることが練習ではありません!
・自分がやらせたいことばかりやってない?それじゃあ伸びません!
・メニューの構築の仕方がそもそも間違っています!
この記事でわかることはコレ👇
【正しい練習メニューの作り方と考え方】
つまり一日の練習で効果を生む練習メニューの作り方がわかります。
練習メニューの
・作りかた
・考え方
・注意点
がよくわかります。
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
トレセン:5年間(ブロックU10/U11/U12監督経験あり)
B級ライセンス(A級ジェネラル取得見込みあり)
キッズリーダーインストラクター
初級障がい者スポーツ指導員
サッカー・フットサル3級審判
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わった、
「コーチとは」
「教えることの難しさと楽しさ」
「小学生年代のこども達を成長させるためには」
「保護者のかかわり方とは」など
「サッカーのすばらしさ」を独自の視点で想いのまま発信します。
ご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください^^
練習メニューは順番(ストーリー)が命
突然ですが、あなたは日本料理を食べにいくとします。
どの順番で出てくるパターンが良いと思われますか?
パターン:A
①ご飯 ②甘味 ③汁物 ④強肴 ⑤煮物 ⑥刺身 ⑦焼き物 ⑧前菜
パターン:B
①前菜 ②汁物 ③刺身 ④焼き物 ⑤煮物 ⑥強肴 ⑦ご飯 ⑧甘味
絶対にパターンBだよね!?
パターンAで出てきたら僕なら机をひっくり返すね・・ ;-_-)
メニューの出てくる順番ってとっても大切
いきなりご飯がでてきたらお腹いっぱいに・・・
料理を提供してくれる人の「想いがあり、ストーリーがある」
ということがわかるね。
サッカーの練習メニューもまったく同じ。
いきなりゲーム(ご飯)はしないよね?
そのメニューの狙いやその順番に意味を持たせることが
大切なんだ。
練習メニューもストーリーを持って作ろう。
練習メニューの作り方と考え方(本題)
結論です。
【テーマから技術と留意点を抽出する】
【テーマから逆算をして4つに分ける】
今回の結論はこれです。
どういうことか?
【練習メニューを作る時の思考方法】
ステップ1:テーマを決める
今日の最後のゲームがどういう様相になっていたいか
ステップ2:技術(テクニック)の分解
テーマから考えられるテクニック(技術)を分解する
ステップ3:留意点(ポイント)の抽出
テーマから考えられるポイント(留意点)を抽出する
ステップ4:4つに分ける
①アップ ②トレーニング1 ③トレーニング2 ④ゲーム
【練習メニューの立ち返る点】
・その練習はたのしいか?(集中力・競争)
・その練習は一人がたくさんプレーできるのか?(反復・稼働)
・その練習は目的から反れていないか(軸)
実際の僕の指導案です👇
テーマを設定する~理想のゲームを考える~
「ゲームを設定する」ここが命(心臓部)となります。
練習メニューは逆算です。まず今日の最後のゲームの様相を考えます。
テーマを決めるためには日々の練習で感じたことや、
前回の試合や練習からテーマを構築することがスタンダードですね。
僕の指導案から説明します。
僕のテーマは「シュートを決める」です。
前回の試合では無得点でした。
シュートを打つもことごとく止められたりはずれてしまいました。
なのでテーマを「シュートと決める」としました。シュートを打つではありません。
そして
テーマを分解・抽出する(技術・留意点)
ここを疎かにするコーチが多く感じられます。
ここが練習メニューを作るための大切な要素となり、
自分の頭の中を整理する働きをします。
分解と抽出してみた👇
●シュートの技術
・インパクト(インステップやインサイドに的確に当てる)
・素早いフォロースルー(ひざ下から振りぬく)
・上半身の連動(振りかぶる時のフォームや手の使い方・打った時に体をかぶせる)
・踏み込む場所(左右狙えるようボールより離す)
・左右に蹴れるトラップの技術(利き足の斜め前に置く)
・動きながらのトラップ(ステップワーク・体の向き)
●シュートの留意点
・積極的なシュート意欲(まずシュートを考える)
・こぼれ球への反応
・落ち着きと蹴り分け(近ければコースを狙う・遠ければパワーシュート)
・フリーになる(タイミング・マークをはずす動き)
練習メニューに当てはめる
これらの技術を分解し留意点を抽出したら
- アップ
- トレーニング1
- トレーニング2
- ゲーム
に当てはめます。
4つの練習メニューのとらえ方
●アップ
・心拍数を上げる
・怪我予防
・テーマの意識づけ
・身体操作性への技術指導(体の使い方の指導)
●トレーニング1
・細かな技術指導
・反復性のあるトレーニング
・成功体験が多い
●トレーニング2
・リミテッドプレッシャーの中での練習(対義語はフルプレッシャー)
・テーマに沿ったゲームさながらの練習
・攻守の攻防がある(双方向の展開)
●ゲーム
・フルプレッシャーの中でのテーマに沿ったゲーム
実際のメニュー
【サッカー少年用】おすすめの水筒20選【メリット/デメリット解説】
いきづまったら!立ち返る点はこの3つ
もしも!
・なんかこども達がいきいきしていないなあ~
・なんかつまんなそう・・・
・イメージしていた感じにならないなあ
こんなことが起こったらココに立ち返ろう👇
✅こども達は楽しそう?(ルールが複雑ではない?)
✅沢山プレーできている?(待ち時間長くない?)
✅こども達は熱中している?(勝負や対決や競争はある?)
✅目的から反れていない?(そもそもやりたかったテーマはこれ?)
こども達の様子をうかがいながらメニューやルールを変えるのもOK
なんてったって練習メニューを遂行するのが目的ではないからねっ
大切なのはこどもを上達させることだからねっ
ここに立ち返ろう!
外部リンク:良い練習メニューを見分ける簡単な2つのポイント(FUNGOAL様リンク)
まとめ
練習メニューを作るのって奥が深く大変ですね・・・
でも自分の思い通りにうまくいき、こどもが躍動した時はこの上ない喜びが待っています!
ぜひ、参考にしてください。