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【サッカー】低学年ディフェンスの教え方の話。【足出】

投稿日:2020年5月30日 更新日:

●低学年のディフェンス

質モンキー
質モンキー

じょうずに守れないな~。。。

質モンキー
質モンキー

ディフェンスをうまくやるにはどうしたらいいの?

質モンキー
質モンキー

ディフェンスってそもそも何?!

低学年でも、ディフェンスの能力は、

大切なポイント。

ディフェンスがうまい子は、

オフェンスもうまいといわれているように。

ディフェンスって奥が深い。

でも、

上手になるとめっちゃ楽しい!

●結論、「とにかく足を前にだしまくれ!」

サイドバック経験や、

低学年をコーチングしているうちに出た答え。

ディフェンスが上手になるためには、

足を前にださないとダメ。

・・・

これだけだと、

誤解を招くため、

分解して考えていこう。

※あくまでも小学生年代のディフェンスを前提として考える。



●ディフェンスについて知る

1900年代頃のサッカーは、

2-1-7のシステムが主流。

ディフェンス2人

真ん中1人

オフェンス7人!

(攻撃多すぎ 笑)

当時の映像を見るとめちゃくちゃ面白い。

ディフェンダーはとりあえず放り込む、

あとはごちゃごちゃしてこぼれたボールを押し込む。。。

そして、1920年代に

「オフサイド」のルールが適用され若干

フォーメーションは変わるも、

担当制のポジションだった。

俺は守り専門!
攻撃はたのむぞ!

俺は攻撃専門!
守備は任せたぞ!

このような担当制、

自分のもち場以外は守らない。

だって担当制だから。

今じゃありえないよね。

そして、この時のディフェンスの目的って。

「ゴールを守る」こと。

これがディフェンスの仕事。

しかし・・・



●現代のディフェンス

現代のサッカーは守ることが目的ではなかった。

正しく言うと、守ることは2番目。

▼ディフェンスの目的

①ボールをうばう

②ゴールを守る

このように、ゴールを守ることは2番目だ。

小学生年代の「ディフェンス」では、

「ゴールを守りなさい!」

ではなく

「ボールをうばいなさい!」と教えるべき。

もちろん表裏一体な部分でもある。

ゴールを守ることから教えられた子供は、

サッカーが上手にならない、

なぜか、

サッカーの根本的な部分を

スルーして成長してしまうからだ。

そもそも、

ボールをチームが保持していないと、

ゴールを決められない。

ゴールを決めるために、

ボールを保持したい。

だから、

ボールをうばわなくてはダメ。

●ディフェンスの原則

  • ウラをとられない
  • パスカットを狙う
  • トラップした瞬間を狙う
  • 前を向かせない
  • ディレイ(遅らせる)

原則は日本サッカー協会的にもでているが、

こんなことはどうでもいい。

低学年のディフェンスの問題は、

うばう意識をいかに刷り込ませるかだからだ。

●よく耳にするコーチング

とびこむな!

足をだすな!

相手の前でとまれ!

え!なにしにボールにいくの?

うばいたいから奪いにいったのに、

奪っちゃダメなの???

よく耳にするコーチングだが、

抜かれないのが目的なの?

多分、

理想と現実をうまく分析できていないから、

「勝ちたい!」が優先になってしまうと、

こういうコーチングになる。

これが、一個飛び越えた指導につながる

まず低学年代ということを考えなければならない。

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●足を前に出してうばえ!

ゴールを決めるためにボールをうばう。

だからボールをうばうの!

足を前に出したり、

カラダを入れたり、

まずガムシャラに

「うばう」

「うばいにいく」

ディフェンスがヘタな子はまず、

ガムシャラにうばいにいくことの成功経験がない。

でもね、、、

うばいにいっても抜かれるもの。

僕はこう考える。

  1. ガムシャラにうばいにいく(いかせる)
  2. 抜かれた!
  3. なぜ抜かれたんだろう
  4. じゃあ次は抜かれた後もついていこう!

成功と失敗のサイクルでレベルアップするのがこども。

抜かれる原因は、

  1. 相手の持ち方がいいのに飛び込む
  2. 足を出すタイミングが悪かった
  3. 抜かれたあとついていけなかった

「ガムシャラにうばいにいく」

この成功と失敗があって、次の

「相手の前で少しスピードを落としついていけるようにしよう」

「相手がなんでもできる良い持ち方だったら、足を出さずに次を狙おう」

に発展していく。

ということで、

コーチングの順番は非常に大切になる。

●よそく

ディフェンスがうまい子って圧倒的にこの部分が良い。

「予測」

相手の観てる眼

相手のボールの持ち方

相手のサポートがどこにいるか

見方のサポートがでおこいいるか

で次の予測をする。

自然とうばえるポイントがわかり立ち位置が変わる。

僕が大切にしてるのは、

「相手の眼をみろ!」コレ。

相手の眼をみることでどこにけりそうか、

どこを狙っているのかが、低学年でも察知できる。

相手の眼をみさせることで、

パスカットの頻度が格段にあがった。

ブンデスリーガの経験のある選手の話から、

「ドイツ人はめっちゃ足を前に出してボールを奪いにくるよ。

だからオレがボールを持った時、

かんがえる余裕がJリーグと比べて全然ない。

Jリーグは「コース切り」で立ってるだけで、

足が前にでないからなんにもコワくない。」

ほんとコレ。

この文章は、

以前のブログでも乗せたが「団子サッカー肯定派」の話。

ドイツでは小学生年代から「うばう」意識が刷り込まれてるため、

プロになっても、

あんだけ1対1で激しいディフェンスになる。

●まとめ

どんどんボールをうばいにいかえる、

そうガムシャラに。

「うばいにいく」という第一目的を経て、

初めてつぎのディフェンステクニックにつながる。

僕は、「うばいにいけ!」

ではなく「足を前に出してうばえ!」

という。

失敗した時に初めて、指導が入る。

優先順位を忘れずにコーチングしていきたい。

オモシロイ記事:うまい子はココが違うの話。

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