●教えるタイミングは2つ「失敗した時」「成功した時」だけ!
まだコーチになって1年目、1年生のトレーニングゲーム時。
こんなシーン。
相手のゴールキック。オレンジの「キ」がキョウタ。
サッカーを知っている人ならわかりますが、
セオリー(基本・確率)とは違うポジション。
普通なら後ろを取られる可能性があるため、相手を後ろからみるべき。
こんな感じで。
僕「おいキョウタ!もしボール飛んだら後ろやられるぞ!後ろから相手とボールをみろ!」(セオリー伝える)
キョウタなんといったと思います???
キョウタ「コーチだいじょうぶ!あのキーパーボール飛ばないから!」
僕「イヤイヤ、わからないぞ!もし飛んだらどうする?!」
キョウタ「だいじょうぶ!3回蹴ってボール1回も飛んでこないもん!」
僕も何度も「セオリー」を理解させようと伝えたが、納得いかない様子。
こういうことでムキー!!!!となるコーチもいる。
モヤモヤ。。。
ある日(10年後位)、スッと心に納まりました。
あれは「教えるタイミングが悪かったんだ。」・・・おそいよね~
●自分の教えるタイミングが悪いだけ。
あの時のキョウタに成功も失敗もしていないシーンで伝えているのがナンセンス。
「もし」で伝えてはならなかった。じゃあ、いつ?
- キョウタがうしろをやられたタイミングで伝える。(失敗した時)
- キョウタがうまくいったタイミングで伝える。(成功した時)
キョウタがあのポジションで後ろをやられた時に初めて伝え、
キョウタも現行犯で納得する。(いいかた悪いけど)
キョウタ「だいじょうぶ!3回蹴ってボール1回も飛んでこないもん!」
こどもなりに分析して確立をだして「その位置」に立ってる。
そして、うまくいったタイミングで伝えるのも良い。
その時は全体にも向かって、伝える。
●転ばぬ先の杖× 転んだあとの杖〇
小学生年代のサッカーは成功と失敗のくりかえし、
失敗しないとわからないこともある。成功しないとわからないこともある。
転ばない(ミス)ようにコーチが教えるんじゃなく、
転んだ(ミス)あとにコーチがどんなことを伝えるかは全然ちがう。
家庭でもいっしょ。
家で自分の宝物を不安定な場所に置き、落としてこわれた。
「そこに置いたら、落としそうだから、あんたコッチに置きなさい!」
なのか
こわれた後に「どうしたほうがよかった?」
なのか
全然違う。
このくりかえしがコーチの役目だとも感じる。
ただ、め~~~っちゃコーチの忍耐が必要だし、
長期的に成長させる覚悟もないといけない。
でも・・・そういった長期的にこどもの成長を見守るコーチはたくさんいる。
満開の花を開くのは小学生じゃなく、18歳から。
今はつぼみ。栄養が必要。(花の知識ないけど。)
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