●インフロントキックからボールは飛ばせ!
ボールが遠くに飛ばない・・・
インステップキックが当たらない。
キックが飛ばないから向いてないんじゃないかな・・・
こんな悩みを解決!
サッカー経験:15年
指導経験:17年目
初めまして。
小学校年代を中心に5,000人以上のこども達から教わったことが僕の財産。
●インステップキックから教わってない?
キッズ年代でまず教わるキックは「インステップキック」だと思う。
多分9割がたインステップキックが多いかな?
▼インステップキック
- 足の甲に当てるキック
- シュートの時によく使うキック
これ実は、、、
「飛ばす」を考えた時に難しいキック。
では、なぜ「インステップキック」から習うかというと、
「サッカーの醍醐味はシュートにあるから」
だから、シュートを決めるために「インステップキック」から教わる。
しかし!
サッカーの全体を考えたときに、目的のシュートよりも、
ゴールを決めるための過程の時間のほうが圧倒的に多い。
ボールを運んだり、
パスしたり、
ボールなしで走ったりと。
ここで!僕が考察したのは、
イチバン使えるキックって?
これがインフロントキック。
▼インフロントキック
- 親指の側面に当てるキック
- インステップとは違い、足を上に振り上げるキック
- フォームも上半身が上を向く(おヘソが上を向く)
●インフロントの良いところ
- カンタンにボールが上がり、飛距離が飛ぶ
- 以外とカンタンなキック
- インフロントをマスターしたら試合で多く使える
- 蹴れることによりサッカーが楽しくなる
●インステップの悪いところ
- 試合であんま使わない?
- 難しいキックなので、上達に時間がかかる
- 蹴れないことの嫌悪感が生まれる
- キックの調整(パワーの強弱)が難しい
悪いところというと語弊があるかもしれないが、
インフロントキックを先にマスターしたほうが、
だんぜんサッカーが楽しくなる。
そして、
インステップしか蹴り方をマスターしていない子は、
パスもインステップで蹴り、
ただ仲間にシュートしているだけのようなボールを蹴る。
これって多分自分で調整できていない。
インステップの強弱はとても難しいから!
これはインステップキックから始めた弊害だと感じる。
●インフロントが蹴れればサッカーがもっと面白くなる
- シュートでも使える
- パスでも使える
- ボールの高低やボールの強弱の調整がカンタン
このようにサッカーのポジションうんぬん
どんなシチュエーションでも使えるキックということ。
●強いキックができる選手は股関節が発達している
元イングランド代表のジェラード選手はパワーシューターの一人。
この選手もインフロントキックが上手で、
股関節の筋力が発達しているといわれている。
キッズ年代からインフロントキックを蹴ることにより、
股関節の柔軟性や股関節周りの筋力が発達すると考えられる。
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●まとめ
- インステップから教わるから、ボールが飛ばない
- インフロントキックのすすめ
- インフロントを蹴れることによりサッカーがもっと面白くなる
- インフロントを蹴ることにより、サッカーで大事な股関節の柔軟性や筋力が発達する
というように、ふとキッズの子たちのシュート練習をみてヒントを得た。
「なんでオレたちは、こどもにインステップキックから教えてるんだろ。。。」
いろいろと突っ込まれそうな記事ではあったが、
常識から疑うことで、
新たな発見ができるね。